ESPRESSO Vol.30


【特集】和の心

ESPRESSO Vol.30では、日々の生活や仕事の中に「和の心」を取り込み、心豊かに生きる熊本の方々に、その想いや考え方、愉しみ方についてお話を伺いました。

「和」を通じた人との出会い、時を超えて受け継がれる先祖への想い。または、伝統と文化を再発見し、歴史の息吹を感じる安らぎ。それらが繋がることが「和」であると気付くことができるかもしれません。「和の心」が自分自身の内面と向き合う機会を創造し、自分自身を修め、高めることへと導いているかのようです。

和にふれる時間。それは、まさに心を育てる日本文化の柱と言えるでしょう。心の持ち方こそが、生きる喜びと活力を生み出してくれるように感じられます。この不思議な「和の心」を生活の一部として取り込んでみてはいかがでしょうか。今号があなたにとって、さらに豊かに生きるヒントとなれば幸いです。

ESPRESSO編集部

作法そのものが“美”の世界
河村邦比児 熊本日日新聞社社長

茶道の師、磯谷千代子氏との出会いにはじまり、茶道を通じて得たものとは。また、弓道、居合道、芸道に相通じること ―。
和の世界にある「礼節」の大切さを考えさせられます。

表千家「同門会」熊本県支部での稽古

 

時を超えて受け継がれる能舞台と銘刀
平田雄一郎 平田機工社長

電気自動車(EV)や半導体関連、ロボットなど生産エンジニアリングなどものづくりを柱に世界で事業を展開する平田機工㈱。本社エントランスホールには能舞台が訪れる人を出迎えてくれます。
横幅約20m、高さ約10mの巨大な能舞台がここに設置されるまでには数々の運命的な出会いがありました。そして、平田家に受け継がれる銘刀「同田貫正国」。同社の歴史とも深くかかわる刀と向き合う時間。時を超えて受け継がれる能舞台と銘刀にへの想いに触れます。

大広間、縁側から庭を眺め、先祖代々受け継ぐ銘刀と向き合う

 

歴史と向き合い対話する至福の時間
今坂晋典 ライト設計会長

古文書解読は「パズル」を解く感覚。父親の手伝いから始まった古文書と向き合う時間は、今坂さんにとって、歴史の息吹を感じる心安らぐ大切な時間となっている。そして、解読を通じて現代では消失してしまった「かけがえのない伝統」の再発見にもつながっている。書そして好きな日本酒 、和を心から愉しむ豊かな生き方が感じられます。

静かに古文書と向き合う時間は、歴史との対話で心が安定する時間となっている

 

【神社特集】
守り継がれる土地の記憶

-神社と人々の絆が育む地域文化-

境内に響く子供らの声、縁日の賑わい。神輿を担ぐ威勢のいい掛け声 ―。 神社と地元の人々とのかかわりの中で形づくられてきた日本の原風景ともいうべき地域文化を訪ねてみました。神社を訪ね、心安らぐひと時を。

加藤神社/北岡神社/木山神宮/熊本城稲荷神社/高橋稲荷神社/西浦荒神社・総社宮/西岡神宮/別所琴平神社/八代神社

 

「今だからこそ」の熊本城を楽しむ
-解体保存工事始まる宇土櫓、監物櫓は来年度完成へ-

復旧工事が進む熊本城天守閣

天守閣の内部公開が再開した熊本城。1年半を経て入園者数は100万にを超え、日々増え始めています。建物や石垣の復旧工事が進んでいる城内では、今しか見ることのできない熊本城の姿に出会うことあります。国指定重要文化財の「宇土櫓」はこれからしばらくの間、解体保存工事が進むため、その姿を見ることができなくなる。ぜひ今のうちに一目見ておいてはいかがでしょうか。そんな一場面を誌面ではご紹介しています。

そのほか、など多彩な人やモノ・コト、文化や歴史の情報を満載しています。

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3年ぶりにオールジャンルのバイクが集い、
熊本・阿蘇を元気にする!
PEACE RIDE 2022

 新型コロナの影響で中止が続いていたオールジャンルのバイクミーティング『PEACE RIDE』が多くのファンの声を受け、3年ぶりに開催された。2022年10月23日、南阿蘇村の熊本県野外劇場アスペクタには九州内外、遠くは所沢や京都から約1000台のバイクが集まった。「多くのライダーたちが心のふれあいを楽しみに、ピースライドを目指す」、高まり続けるバイクのファンの声をご紹介します。

 

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