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ジュン
JR総合職で駅員、運転士、支社、本社勤務の後、大手日系メーカーに転職。パワハラと休日出勤・残業生活から解放され、キャリアアップと長期連休ゲットし、ようやく人間らしい生き方を手に入れることに成功。

鉄道会社社員の転職ロードマップ【実体験踏まえて解説】

内容に広告・プロモーションを含みます
鉄度会社社員、転職、ロードマップ、実体験

この記事では、鉄道会社で働いた筆者が「鉄道会社社員の転職ロードマップ」として、鉄道会社からの転職方法・注意点を解説していく。

10年ほど前の「鉄道会社総合職の転職情報があまりない」「転職支援サービスが充実していなかった」時代に転職活動を行った筆者。

今は鉄道会社に限らず、転職は一般的になってきており、さらに転職支援サービスも比べ物にならないほど充実している。

当然自身の経験や感性によるものもあるが、今と当時の転職状況を知っている筆者だからこそ書ける内容もあるのではないかと思う。

鉄道会社から転職したい、と少しでも考えるあなたはぜひ最後まで読んでみてほしい。

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目次

鉄道会社社員が転職活動で注意するポイント

鉄道会社社員、転職、転職活動、ロードマップ、実体験
  • 職務経歴書が書けないと諦めない
  • 業界は絞り過ぎない
  • ハイクラス転職に固執しない

前提として、鉄道会社は安定と知名度を求めて入社する人が多いがために、転職しようと思う人はかなり少数派だ。

周囲に転職活動経験者がいないことは一般的なので、いざ転職活動をしようと思っても、どのように進めたらいいかわからないことも多いのではないかと思う。

鉄道会社からの転職で注意すべきポイントを下記に記載する。

職務経歴書が書けないと諦めない

鉄道会社からの転職で最も気を付けるべき点は、何より「うわ・・・私の経験、くそすぎ・・?」とどこかのネット広告のような気分に陥り、転職活動を諦めることである。

管理職経験者はともかく、事業会社として使えるアピール材料になる経験としてはあまりに特殊過ぎて書くことがない。

<職歴>
1年目~2年目 ◎◎鉄道入社 ✕✕駅配属 出改札業務を担当
2年目~3年目 △△電車区 運転士を担当
3年目~5年目 〇〇支社 ・・業務を担当
5年目~6年目 本社   ++業務を担当

担当がコロコロ変わっていて何か薄っぺらい!
現場経験が長すぎて、成果らしい成果なんてない!
オフィス業務でもプロジェクトの調整業務しているだけで、インパクトのある経験が語れない。

自分がそれなりに時間を費やして経験した時間、人脈、成果、それと自信。

職務経歴書に表現すると、ここで筆が止まり、一度はあきらめる気持ちがわくだろう。

ただし、ここで諦めてはいけない。

職務経歴書に書くことは、自分の社会人経験の棚卸として、いずれにしても必要なのだ。

味付け・トッピング(面接で語ること)は転職エージェントや面接経験をしていく中でブラッシュアップしていこう。

業界は絞り過ぎない

転職サイトやエージェント登録後、多くの求人で必須条件とされる「〇〇業界で3年以上の経験」「法人営業経験」は鉄道会社で働いていると基本当てはまらない

例え総合職の場合であっても、事務系の場合入社後1~3年が現場での研修期間となり、実務年数が不足する。

筆者自身も当初は、「将来海外で働けそう」、かつ「収入が増える仕事」だけ見ていたが、途中から幅広く色々な求人をじっくりみるよう方針変更したことで、面白そうな企業や業界を知ることができた。

「鉄道会社がイヤになる何かがあった」か「どうしても新しい何かをしたくなった」という動機があるからこそ、安定したイメージのある鉄道会社から転職を考えているはず。

「特定の企業や業界にしか興味がない」という場合を除き、目に入るあらゆる業界や企業に目を通す。

2回目の就職活動をする気持ちで臨むのが良い。

ハイクラス転職に固執しない

ビズリーチやハイクラス転職スカウトの場合、紹介される金融、不動産、商社の求人は20代若手の場合でも年収600-700万円以上が当たり前だ。

鉄道会社で働いていたら、総合職だとしても20代後半で700万円弱ではないだろうか。

そうなると残念ながらハイクラス求人紹介の対象からは外れてしまう。

事務系の場合、ハイクラス求人で紹介されるのはコンサル(ソルジャー要員覚悟)くらい。

今より待遇を上げたいなら相応のスキルが必要。

ない場合は、ハイクラス転職に固執せず、総合型の転職エージェントから転職活動を進めていく点がポイント

鉄道会社社員の転職活動ロードマップ【保存版】

鉄道会社社員、転職、転職活動、ロードマップ、実体験

鉄道会社社員が転職する場合、以下のような手順で進めていくと良い。

基本的に自己分析・転職エージェントの活用は無料だ。

特に、パワハラや体調不良に悩んでいる人は、極力一人で悩む時間を減らして、転職支援サービスから現状からの脱出の糸口を見つけるべき。

ちなみに大手転職エージェントのリクルートエージェントは、転職支援サービスの提供期間を「面談から転職先が決まるまでの約3カ月を目安」としている。

実際は3か月で全てをこなすのはハードな場合もあるため、以下は3~6か月で転職活動を終えるロードマップを想定している。

筆者

半年後に笑っている自分を想像して、着実に進めていこう!

自己分析で自分を知る (~1週間)

鉄道会社社員が一番悩むことは、これまでの職歴を通じて、自分が活かせるハードスキルとソフトスキルの棚卸だ。

それが難しいから、数分から数十分で完了する自己分析を通じて、自分の性格、仕事における強みや弱み、向き不向きを調べておこう。

迷ったら15-20分程度の質問回答は必要になるが、適職や人間関係まで診断ができるミイダスがおすすめ。

もちろん無料で自己診断ができる。

所要時間は1日だ。

今の不満となりたい自分を書き出してみる (1日)

転職エージェント・転職サイトで具体的な活動にうつる前に、転職をしたい理由・転職した後になりたい自分を考えておこう。

「辞めたいから」だけでは、転職エージェントやキャリア支援のサービス担当が困ってしまうし、事実サポートの本気度が下がる。

せめて以下のポイントだけでも紙やPCのメモ帳に整理しておきたい。

・なぜ鉄道会社から転職を考えているのか
・将来どんなことをしたいか、どうなっていたいか
 ※仕事のやりがい、今後のキャリア、収入・待遇、ワークライフバランス、職場環境
・いつまでに転職したいか (今すぐ、3か月後、半年後など)
・転職活動に使える時間 (休日のみ or 平日対応可否)

これも深く考えず、1日で終わらせてしまおう。

もしこの時点で今のキャリアを続けるか、キャリアを変えるか迷うようであれば転職エージェントに登録する前に、キャリアコーチングの無料カウンセリングで人に言えない悩みを聞いてもらうのもありだ。


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転職エージェントに登録する (~1か月)

ここまで準備できたら転職エージェントに応募。

既に解説したとおり、現業職(鉄道職)・総合職問わず、総合型の転職エージェント2社程度にまずは絞って始めるべきだ。

転職エージェントによって抱えている求人が異なるため、案件吟味のためにもなるべく多くの転職サイトに登録したいのが本音。

しかし多すぎると面談や案件選別の時間確保が難しい。

バランスを見て3社、4社と増やしていくことをおすすめするが、転職エージェントに登録することでさまざまなメリットがあることだけは触れておかなければいけない。

転職エージェントを活用するメリット
  • 求人応募~内定までマンツーマンで転職サポート
  • 企業とのやりとり・面接日程調整のストレスも回避
  • 応募した企業別の面接対策も可能
  • 業界専門のコンサルタントからリアルな話を聞くこともできる
  • 完全無料で活用できる!

でもどの転職エージェントがいいかわからない!

初めての転職であればマイナビエージェントリクルートエージェントのような総合型転職エージェントがおすすめ。

転職エージェントに登録し、いざキャリアコンサルタント(キャリアアドバイザー)と転職面談の打ち合わせを入れたら、転職意志があることをはっきり示した方が良い

例え情報収集だったとしても、転職の意志を伝えておくことで、求人紹介、応募時の推薦、面接準備などのサポートが手厚くなる。
※大手の転職エージェントほどその傾向が強い。

忙しいとは思うが、転職エージェントに登録した気持ちを間延びさせないためにも、1か月以内にキャリアコンサルタントと面談をしたい。

転職エージェントを経由して応募する(1~3か月)

自己診断や転職エージェントとの面談ができ、進みたい方向性が明らかになったら、エージェントから紹介された案件に応募していこう。

可能な限りどんどん応募して経験を積もう・・・と言いたいところだが、通常業務をしながら平日に面接を行うのは難しい場合もあるはず。

年収・業種・職種や働き方、勤務地などベーシックな条件で合わないものは、あえて受ける必要がないと思う。

業務の合間を使って筆記試験や面接対応ができる程度の余裕をもって応募していくことになるが、ここは自身がどのくらい先に転職活動を終えたいかによって必要期間は異なる。

早い人であれば面談後に届く案件を精査しながら1週間以内に応募しはじめる。

転職期間が長くても問題なく、良い案件を選別したい場合はひと月2-3件程度の応募に留まるかもしれない。

面接を受ける・慣れる(1~3か月)

書類選考が通った後は、面接。

1つ安心してほしいのは、転職活動面接は基本的に和やかであることが多いことだ。

それは面接官が応募先の部署の直接の上司になる可能性が高いこと(人事を除く)や、面接相手に対して実務能力経験を求めることが目的だから。

新卒時ポテンシャルを確認するため、あえて厳しい質問やひっかけ問題で個人の能力を確認
中途採用時即戦力となり得る能力・経験や所属先・会社のマッチングを重視

回答が難しい鉄道会社の経験をうまく志望企業の業務や求める能力にマッチングさせること、どのように貢献できるか語れるようになることが「鉄道会社社員の転職」面接のポイントである。

慣れるまでにある程度時間はかかるが、ロードマップで説明した自己分析やこれまでと将来の働き方を整理しながら回数をこなして慣れていってほしい。

<番外編>スキルアップの勉強をする

鉄道会社の転職でネックとなる点は、これまで説明したとおり、職務経歴書に書ける内容やアピールできるポイントが少ないことだ。

丸腰で転職活動に臨んで小手先のテクニックでうまくいく可能性は低いため、もし希望する仕事内容や業務に活きる資格があれば積極的に勉強しておくべき。

筆者

筆者の場合は、英語を使った仕事がしたかったため、通常業務が終わった後や通勤時間に、英語(TOEIC)の勉強をほぼ毎日していた。

主なスキルアップ
  • 英語を使った仕事
    • TOEIC 700以上、英検2級以上など
  • 経理の仕事
    • 簿記2級、ファイナンシャルプランナー検定2級以上など
  • 旅行業に関する仕事
    • 旅行業務取扱管理者
  • 貿易業務、物流に関する仕事
    • 貿易実務検定
  • 不動産、建築、工事に関する仕事
    • 宅地建物取引士 (宅建士)

入社5年~6年くらいまでなら企業によってはポテンシャルを見込んでの採用もしてくれることもあるため、努力している姿勢が評価される場合も多い。

鉄道会社社員だった筆者の転職活動【実体験】

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転職ロードマップは筆者が鉄道会社から転職した経験と、その後キャリアアップのために2度目の転職を行った経験を踏まえて解説したものだ。

特に鉄道会社時代の転職にフォーカスを当てて、筆者がどのような気持ち・動き方で転職したのかも参考に記しておく。

転職を決意した理由

筆者

鉄道会社の仕事内容とパワハラにうんざりした!

当時あまり入社前の情報が手に入らなったという言い訳をさしおいても、なぜこの仕事を自分がしなければいけないの?と疑問に思うようなことが多くあり、仕事を有意義なものと捉えることができない

例えばこんな感じ。

・本社お偉いさんの式辞を本社からの依頼で作成。支社長から何度もチェックを受け、本社に提出
・本社から降りてきた「現場を無視した案件」の根回し
・本社時代は駅長や区長の機嫌取り
・カレンダー通りの勤務のはずが、異常時・繁忙期は現場支援

現場で過ごした数年間である程度会社への忠誠心と使命感は養ったつもりだったが、ダメだった。

大学の同級生が海外出張や海外駐在、営業実績を上げている中で、どうしても自分自身のやっている仕事内容に誇りを持つことができなかった。

もう一つは、上司からのパワハラだ。

高卒から成り上がりで課長~次長職まで上り詰めた上司のパワハラがひどかった。

上には媚びへつらって、下に対しては人前での罵声と馬鹿にした態度。

一度だけ課内打ち合わせの設定が遅れたことに対して、烈火のごとく指導された筆者は、それ以来、何をしても忌み嫌われる対象の一人となった。

周りでも同様の扱いを受けて、精神的に病み現場に戻る者・病欠する者が続出したが、筆者は鉄道キャリアに傷をつけないようなんとか耐えてきた。

しかしある飲み会で隣に座った時、「隣に座るな。お前のこと嫌い。」と言われたことで完全に気持ちが切れた。

その週末、筆者は転職について具体的に考えるようになった。

転職活動の始め方

転職を考えたところで、周りには病欠が続く総合職の先輩や、寿退社の同期くらいしかいない。

参考になる情報はないため、とりあえずリクナビに登録。

筆者

履歴書や職務経歴書が書けずに悩んだ記憶が・・。

なんとなく社格の合いそうな企業にいくつか応募してみるも、書類が全く通らない。

本気になって取り組まないと転職活動はうまくいかないなと、1か月くらい経ってようやく転職エージェントに登録した。

リクルートエージェントから始めて、その後DODAとJAC Recruitmentも追加。

かなり小さなエージェントと面談し、案件をうけてみたりもした。

転職エージェントに登録してからは、キャリアコンサルタントとの面談を通じて、転職したい理由や自己分析の深堀を念入り行った。

特に、鉄道会社社員という特殊かつアピールしづらい経歴をどのように応募先の企業に伝えるかという点は何度も相談した。

転職までに要した期間

転職について考え始めてから、活動自体は9か月行い、約1年後に鉄道会社を辞めて大手メーカーに転職した。

これは一般的な転職期間よりもかなり長い方だと思う。

転職活動を始めてから入社までにかかる期間の目安はおおよそ3カ月~半年程度。そのため、転職希望時期から逆算して、3カ月前には転職エージェントに登録しておくと転職活動が進めやすくなります。

引用: リクルートエージェント

リクルートエージェント1社で粘り案件が枯渇してきてからようやくDODAやJAC Recruitmentを登録したこと、仕事を集中的に休んで面接に行く勇気も余裕もなかったこと、などさまざまな要因がある。

それでも結果的に面接は10社以上したし、辞退した分も含めると大手メーカー・大手コンサルなど4社から内定をもらうことができた。

パワハラに耐えるのもつらかったが、同じだけ転職で失敗したくないという想いも強く時間がかかった。

結果、転職1年後の収入も180万円ほど上がり、キャリアづくりにも成功したので、あの時転職しておいて良かったと心から思っている。

筆者

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転職活動の反省点と今だったらすること

転職自体は成功と言えるが、1年間の転職活動には多くの反省もある。

そして、転職が一般的となった今だったら活用している転職支援サービスもある。

以下が一例だ。

反省点
  • 転職エージェントとの面談時に転職の意志や期間を明確に示さなかった
    • 自己分析等深堀せず面談に臨んだため、提案される案件の幅が広すぎ
    • R社に頼りきりだった際は、後半興味のある案件が枯渇し時間の無駄
  • 有休残っているにも関わらず、業務最優先しすぎた
  • パワハラにも関わらず自己都合退職&波風立てないために嘘の理由で転職
    • せっかく仲良かった同期との関係性も一気に薄くなった
今だったらすること
  • 仕事内容に疑問を持ったタイミングでキャリアカウンセリングを受けておく
    • まずキャリアカウンセリングの無料体験で悩みを吐き出す
  • 転職エージェントとの面談前に無料自己診断・適職診断を受ける
    • 自分の言葉で転職理由や強み弱みを語れるようになる
  • 転職期間に期限を決め、面談や試験を優先する
  • 会社都合となるような証拠をあつめ人事や労基署に提出
    • 最悪ケース、退職代行を使ってでも自分を守る

この10年で転職支援サービスはかなり充実するようになったので、迷ったときには積極的に活用するべきである。

鉄道会社社員の転職ロードマップ【まとめ】

今回は鉄道会社社員が転職するためのロードマップと筆者の体験談を伝えた。

最後にもう一度、転職を成功させるためにすべきことを記す。

転職を成功させるためのロードマップ
  1. 自己分析で自分を知る
  2. 今の不満となりたい自分を書き出す
  3. 転職エージェントに登録する
  4. 転職エージェントを経由して応募する
  5. 面接を受ける・慣れる
  6. <番外編>スキルアップの勉強をする

鉄道会社から転職なんて無理!と諦める前にぜひ一歩踏み出してほしい。

筆者のように、無駄でツラい仕事や人間関係から抜け出して、明るい未来を取り戻せることを願っている。


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