ESPRESSO Vol.23


いよいよ今秋から始まるラグビーワールドカップ2019と女子ハンドボール世界選手権、これまで以上に世界中から多くの人々が熊本を訪れることになります。熊本にとって、国際化が最も進む飛躍の年になるものと期待が膨らみます。

そこで、熊本の「国際化」を見つめ、熊本を「再発見」するきっかけとして、熊本で楽しく生きる在熊外国人の皆さんに熊本の住み心地と国際化の課題やヒントなど率直な考えを聞いてみました。熊本は海外の視点からどんな風に見えるのでしょうか。

Rugby World Cup 2019 and the World Women’s Handball Championship are just around the corner. Many foreign tourists will be visiting Kumamoto from various countries this year. 2019 will be the most internationalized year for Kumamoto.
Since these two world sport events are coming to Kumamoto, it will be a great opportunity to rediscovery what Kumamoto’s internationalisation and how we can open Kumamoto to the world. In this issue, the interesting foreigners who are living in Kumamoto, give us their views on how they feel living here.


田舎だからこそ、この豊かさが味わえる
晴耕雨読のライフスタイル
アラン・サザランドさん【スコットランド出身】

玉名市伊倉に住むスコットランド出身のアラン・サザランドさん。自然豊かな環境に囲まれ、天然酵母のパン作りとガーデニングを通じて、豊かに生きる暮らしぶりを紹介。

 

ウェブで在熊外国人の〝インフラ〟づくり
 カーク・マスデンさん【アメリカ出身】

今から20年前の1999年、外国人同士の“つながり”を作りたかったという思いからスタートした「Kumamoto International」の情報発信サイト。在熊外国人のインフラとして熊本や日本の話題を英語で発信し続け、現在4000人近い人がフォローしている。立ち上げから現在までのエピソードなど、興味深いお話をお聞きしました。

 

自然が多く、治安がいい熊本が好き
アナ マリア 志垣さん 【メキシコ出身】

今年で熊本在住30年目を迎えるアナ マリア志垣さん。まだ在熊外国人が少なかった頃から熊本を知る一人。日本・熊本に住む良さや難しさ、様々なことを感じながら熊本で生きる楽しさを語ってくれました。今回の表紙にも協力していただきました。
多くの外国人の方々が熊本・九州は日本でも南に位置し、その人柄はとても陽気だとよく耳にしますが、なんと、メキシコ人の人柄はもっと陽気。そんなメキシコでの生活に比べると来日当初はやはり人間関係や家族とのコミュニケーションの違いに少し寂しいものがあったそうです。熊本市動植物園で元気に働くアナ マリアさん、とても魅力的な人でした。

 

憧れの地で少年時代の夢が叶った
ダヴィッド・キャプレールさん 【フランス出身】

御船町恐竜博物館で学習指導員として勤務するキャプレールさん。少年時代から化石や恐竜に興味を持ち続け、偶然にも御船町でその夢が実現した。少し関西弁交じりの流暢な日本語で今に至るユニークなエピソードを話してくれました。

 

英語教師の肩書きを持つ異色のキックボクサー
  グレッグ・ラミットさん 【ニュージーランド出身】

英語教師にしてはマッチョなラミットさん、実はキックボクシングのライトヘビー級日本チャンピオン。これなら英語の宿題は忘れずにしたくなるはず・・・(笑)。
日本に来る前は、自国ニュージーランドでラグビーをしていたが、熊本でキックボクシングのおもしろさに出会い今に至る。

 

イタリア、イギリス、日本で剣の技を磨く
 ロベルト・フェラーリさん 【イタリア出身】

熊本市に住むロベルト・フェラーリさん(剣道五段)、朝の静けさに朝稽古の声が響く道場。毎朝仕事前に汗をかき黙想で心を落ち着かせるフェラーリさんの新鮮な姿はどこか日本人以上に日本の伝統剣道を愛する。

 

少年の日の憧れに導かれ、たどりついた刀拵師の道
 古賀範介(本名:ハンス・コガ)さん 【スウェーデン出身】

日本刀の柄部分「拵」(こしらえ)の職人として熊本県和水町の肥後民家村・旧布施家に「刀拵工房 古賀美術」を構えているハンスさん。その目の奥からは繊細で気が抜けないモノづくりに向かう熱意を感じる。

 

ラグビーワールドカップ2019&女子ハンドボール世界選手権
熊本開催の2試合で来場者数6万人、
欧州・オセアニアから1万2000人

10月に熊本市内で予選が開かれるラグビーワールドカップと、11月末から12月中旬にかけて県内で開催される女子ハンドボール世界選手権に向け受け入れ準備が進んでいる。2つの国際スポーツ大会での盛り上がり、そして新たなインバウンド需要の掘り起こしに期待が膨らみます。

 

夏目漱石の第六旧居の二階にある漱石の書斎、当時は夜遅くまで灯りがともっていたという。

国際化のキーワードは「ディスカバーくまもと」
【特別インタビュー】 姜尚中・熊本県立劇場館長

夏目漱石が英国留学へ旅立つ前まで住んでいた熊本最後の住居「第六旧居」で今回、国際政治学者の姜尚中・熊本県立劇場館長に国際化とグローバル化の違いや熊本における国際化へのヒントなど、興味深いお話をお聞きしました。漱石にも詳しく、自身も留学経験をお持ちの姜尚中館長。熊本を世界にひらくヒントとは・・・「ディスカバーくまもと」。

 

私達一人ひとりが文化の担い手 熊本県和装文化協会

 

熊本の迎賓館泰勝寺で能楽を愉しむ

元肥後藩主細川家別邸「泰勝寺跡」も熊本をディスカバーできる場所の一つ。その熊本の迎賓館ともいえる泰勝寺で能楽を愉しむイベントが今年4月に催されました。大倉流小鼓方宗家の人間国宝・大倉源次郎さんの来熊を機に「熊本で能楽を愉しむ会」を中心に企画されたもので、大倉さんからも能楽の愉しみ方について解説があり、改めて泰勝寺の雰囲気のなかで和の文化に触れたチョット贅沢なひと時をご紹介します。

 

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Other Contents

【熊本歴史逍遥 第4回】
バルチック艦隊を“発見”した男
僻遠の島でホテル経営に成功した天草人 赤﨑伝三郎

もし司馬遼太郎が、「天草人・赤﨑伝三郎」の事績を知っていたなら、『坂の上の雲』のロシア・バルチック艦隊日本進撃のマダガスカルの章に、もう数ページ、筆を費やしたであろうことは間違いない。
百余年前、事業失敗から再起を賭け、上海、ベトナム、インドを経て、アフリカ大陸の東方海上に浮かぶマダガスカル島に移り住み、ホテルや映画館などの経営に成功を収めた天草人、赤﨑伝三郎。明治37年末、バルチック艦隊の動向を故国に知らせ日本海海戦の勝利に貢献した知られざる歴史の1ページに触れることができる場所が天草にある。

 

【ESPRESSO的旅行記】

2014年にリニューアルしたロッテルダム中央駅(ジャン・ベンタム、イェロン・バン・スコーテン、エイドリアン・グース、マーセル・ブロムなどオランダの著名な建築家が協力してつくり上げた)
世界唯一の最高ランク7つ星ホテル「バージュ・アル・アラブ」(右)

「ウィーン・ブダペスト」
「オランダ アムステルダム・ロッテルダムなど」
「ドバイ」

 

その他、多彩なトピックスを紹介しています。ぜひお楽しみください。