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ジュン
JR総合職で駅員、運転士、支社、本社勤務の後、大手日系メーカーに転職。パワハラと休日出勤・残業生活から解放され、キャリアアップと長期連休ゲットし、ようやく人間らしい生き方を手に入れることに成功。

ホワイト業界と言われる鉄道会社の「ホワイト9選」絞り出してみた

内容に広告・プロモーションを含みます
鉄道会社、ホワイト、ホワイト企業ランキング、転職

筆者は鉄道会社で人間関係・仕事内容それぞれにうんざりして転職していった人間である。

一方で、鉄道会社を含むインフラ業界はいまだに「ホワイト業界」として、ゆるふわな生活を求める社会人から評判が高い

そんなゆるふわな生活にほんのり憧れつつ、壮大な夢を持ちながら、さまざまな背景で転職した元JR総合職の筆者が、JRの例を元にホワイトと呼ばれる理由を9つ紹介していく。

記憶の片隅に残る鉄道会社のホワイトな面をただ紹介するだけでは寂しいので、「打線組んだシリーズ」で紹介させてほしい。

当然だが、鉄道会社のブラックな面を考える方が圧倒的に簡単だった(パワハラ被害者 本人の参考記事)

鉄道業界が自分に向いているのか、いないのかを図るには自己分析・適職診断が有効。

興味があればこちらの記事も読んでみてほしい。

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目次

鉄道会社のホワイト事情9選で打線組んだ

  1. (中) 社員証が神ツール。自社線乗り放題
  2. (二) 情熱・やりがいをダイレクトに感じられる
  3. (捕) 新駅や駅改良を公表前に知ることができる
  4. (遊) 世間での安定感抜群
  5. (左) 平日の連休や休みで気軽に旅行可(現業)
  6. (三) 総合職年収1千万、現業でも頑張れば800万円はいける
  7. (一) 目的地に早く到着する電車を判断できる
  8. (右) 仕事を通じてタレントやモデルと話せるチャンス
  9. (投) 寮費、社宅が激安で貯金し放題

1番打者から紹介していく。

1. (中) 社員証が神ツール。自社線乗り放題!

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ご存じ、社員証(職務乗車証)が先頭バッターだ。

入社直後にもらえる社員証が「JR社員の特権」とばかりに、オフィス・駅や乗務員詰所に入る時だけでなく、SUICAやPASMO替わりに利用できる。

基本的には総合職であれば、入社一年間(一つ昇給するまで)は配属支社+隣接支社限定、昇級すると自社管内の路線前線で乗車券が不要

現業職の場合プラス1~2年かかるらしい。

長距離の帰省時や旅行の費用が大幅に削減できるのはかなりのメリット。

自社乗車券・特急券等が半額になる福利厚生(購入券)なるものも存在している。

お盆やGW冬休み等長期連休中は利用できずとも、社員本人・配偶者や親子までの運賃・料金が半額になる券が複数枚もらえるのはお得。

JRで働く場合、管轄内に実家や親戚がある会社を選ばないと鉄道会社で受けられる恩恵の30%は無駄になる。
※あくまで個人の見解

2. (二) 情熱・やりがいをダイレクトに感じられる

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サービス業の良い点は、目の前にいるお客様を喜ばせることができること。

現場で働いていると、道に迷って困っている人を助けたり、運転中後ろでこども達から羨望のまなざしを受けたりと、あらゆる面で、人々の暮らしの役に立っていると実感できる。

オフィス業務の中でも、自身が対応する施策によって、駅や沿線、観光客に対して、今まで以上の価値が提供できるということでモチベーションを保つこともできた。

メーカーでは自社製品を通じて人々の暮らしに貢献と言う話が良く聞かれるが、鉄道会社で働いていた時以上に、目の前の相手に対して情熱をもって仕事をしたことはないような気がする。

全ての客が良い客とは限らないが、他人が喜ぶ顔が見れると自分も頑張れる人にはおすすめの仕事だ。

3. (捕) 新駅や駅改良を公表前に知ることができる

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プレスリリース前に新駅や駅改良の情報を元に、人員や導入する設備の調整を行っていた筆者。

まだ存在しない駅舎のパース図や駅構造の図面を眺めながら、自治体や駅の幹部と調整。

当然口外できないし、口外しないが、地域の未来に与える価値を知っていることは結構楽しい。

現業社員でも信号設備変更やダイヤ改正から、こういった変化を見抜くことができる能力を持つ人も多々いる。

筆者

こういうのを秘密裏に進めるために、極端な鉄道オタクが採用されにくいという噂。

4. (遊)世間での安定感抜群

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コロナ影響直撃で打順降格も考えたが、コロナ明けの旅行需要や円安による海外インバウンド需要を取り込み一気に回復。

筆者

なんだかんだ世間からの安定感抜群

義父・義母への結婚挨拶では会社名のおかげで信頼してもらえたような気もするし、親世代にとっては上出来な就職先だったらしい(筆者の場合)。

さらに、なりたい職業ランキング2022でも小中高それぞれ男子8位にランクインしていた電車の運転士。

巷にあふれる就職偏差値なんてみたことはあるだろうか?

JR東海・東・西総合職の扱いは、中にいた人間からすると驚きの偏差値だ。

あれ、総合職の学歴だけ見れば確かに高いと思うし、採用人数も少ないけど、あくまで就職難易度の話。

就職偏差値が高いからとホワイト業界とか高待遇とかではないので大いに注意する必要アリ。

5. (左) 平日の連休や休みで気軽に旅行可(現業)

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現業は基本シフト制で、前の月に申請さえしておけば有休をとることは難しくない。

さらに、泊まり勤務の場合、アケの日は9時~遅くとも午前中には仕事が終わるため、2連休をくっつけて実質3連休のようなシフトを組むことが可能だ。

シフトは休日平日関係ないから、ガラガラのディズニーやUSJが楽しめるし、国内外の海外旅行費用も安く済むケースも多い。

オフィス業務はカレンダー通り、むしろ一般的な日本企業に比べて長期休暇も少ないので注意だ。

6. (三) 総合職年収1千万、現業でも頑張れば800万円はいける

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総合職の場合、30代後半で管理職一歩手前の課長代理や副駅長クラスになれる。

40過ぎれば管理職が見えてくる(最近は課長級の詰まりがひどいと聞くが)。

入社以来大コケしなければ、40前後で年収1千万、係長クラスになる30代前半で700-800万に達することになる。

鉄道職で入社した場合でも、活躍が認められると30前後で支社勤務の声がかかる。

様々な現場で真面目に業務を行い、優秀と認められた人や研究発表で成果を出した、野望のある人がこのチャンスをつかむ傾向にある。

国鉄入社社員が多くいた10年前とは様子は変わり、駅長や課長などの管理職になるハードルは以前より高いが、係長・助役ポストは本人がその気ならば十分に可能。

高卒大卒関係なく年収1千万円手前まではチャンスが十分にある点は、良い点と言える。

7. (一) 目的地に早く到着する電車を判断できる

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もはや社内で使えるスキルの一つに過ぎないが、電車運行の基礎を知っているというのはプライベートでも役に立つ。

どこで電車が行き違いや待ち合わせをするか、折り返し設備はどこにあるか知っていると、異常時でも結構正確に先発列車を判断することができるように。

電車の停止位置目標と電車の両数から、階段に近い乗り場や空いている車両はどこかといった情報も、一般人よりは早く認識できる

筆者

どこがホワイトな事情かわからないけど

8. (右) 仕事を通じてタレントやモデルと話せるチャンス

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大穴だが、開発を関連する部署のイベント、みどりの窓口、観光開発業務等で有名人と接する機会が割とある。

筆者も駅社員時代、何人かの芸能人やそれっぽいお客様に切符を販売した。

家族で海外からきたという外国のお客様と仲良くなって頂いたビジネスカードをみて仰天したこともあった。

後は、CM等のメディア撮影を担当するような営業本部、広報でもこのような機会あり。

このように対外的な仕事をしているという実感によって、モチベーションアップにつながる人も多いのは間違いない。

9. (投) 寮費、社宅が激安で貯金し放題

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これも少し昔の話になるが、入社直後に入った寮やその後移り住んだ社宅、月1万円以下で住むことができ、住居費がただ同然だった。

当時筆者と同じ社宅には子供2人の4人家族や、長年住んでいるであろう社員もいて、ものすごい貯金額になっているのではないかと推測している。

筆者

管理職でも40になるまで社宅に住んでいたという人は、戸建てを現金一括購入して引っ越したらしい

筆者が働いていた鉄道会社では「家賃手当がかなり貧弱・持ち家補助無し」。

そのため、できるだけ長く社宅に住んで節約する、という考え方もあったのだろう。

筆者

寮や社宅に住むおっちゃん・おばちゃん、ちょっと癖のある変わった人ばかりだったので長期間住むのは非推奨

ホワイト業界と言われる鉄道会社の「ホワイト9選」まとめ

今回は鉄道会社がホワイト業界と呼ばれる理由を「打線組んだシリーズ」を使って9選を絞り出してみた。

筆者は入社後比較的早い段階で「自分に合っていないかもしれない」という不安を引きずりながらレールから外れないよう数年間を過ごした鉄道会社だった。

でも人によってはこれ以上なくやりがいや誇りをもって働くこともできると思う。

実際に自社線全線が無料(乗車券部分)だったり、高卒からでも現場経験を経てグループリーダー格を狙えたりと、夢のある働き方も可能だ。

目の前のお客様に情熱を注ぎたい、やりがい重視の方におすすめできる鉄道会社の側面をお伝えした。

自分自身どのような仕事が向いているか、無料・登録なしでできる自己分析・適職診断ツールを活用して、後悔のない社会人生活を歩めるように願っている。

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